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腰痛が悪化すると、変形性腰椎症という病気になってしまう事があります。この変形性腰椎症は、老化に伴って劣化した椎間板が、背骨にかかる圧力で破壊されてしまい、これによって間隔が狭くなった椎骨同士がぶつかる事で、摩擦ですり減っていってしまいます。この段階になると、椎体の周りには、骨棘という余分な骨の増殖が起き、この骨棘が、神経を圧迫してしまうのです。

腰や背中を反らしたり、曲げた時に痛いとか、何かの動作によって背骨に負荷がかかって痛むような時には、変形性腰椎症を疑った方が良いでしょう。他に、痛みは無くても、腰が重いとか、だるいという症状もあります。生活の中では、寝返りをして痛いとか、動作の始め、座っている時や立っている時に痛みがあったりします。 尚、同じ変形性腰椎症でも、骨の変形の程度と、痛みの強弱は関連は無いようです。変形性腰椎症を発症しても、痛みが無い事もあるようです。逆に心配するべきは、変形した骨を支える周辺の筋肉の衰えです。


筋肉の支えが弱くなると、骨の負荷を支える事が出来なくなり、慢性的に腰痛や、悪い場合ギックリ腰になったりする様です。 痛みが強い場合には、消炎鎮痛剤や、神経ブロックなどにより、薬物療法を行います。また、温熱療法と言って、使い捨てのカイロで腰を温めたり、体操をして痛みを和らげるという治療法もあるようです。痛いからと、ついつい安静にし過ぎてしまうのも考えものです。

大事にし過ぎて、筋肉が弱ってしまうと、腰や背骨を支える事が困難になり、余計に痛みが増してしまうことにもなり兼ねません。腹筋や背筋は、出来る限り、鍛えるようにしたいものです。

 

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